「マイナンバーと銀行口座の紐付け」は何を狙っているのか(学習会)
議論の素材提供:共通番号いらないネット事務局
コメンテーター:山崎秀和さん(共通番号制度を考える会・静岡)
開催趣旨
2015年に成立した番号法の改正により、2018年からすでにマイナンバーと銀行口座の紐付けは始まっています。しかしそれは義務ではありませんでした。
今回のコロナ状況における10万円の特定給付金のオンライン申請をめぐっては、マイナンバーと口座が紐付けられていないことが給付の遅れに結びつけられ、すべての口座との紐付けの「義務化」が浮上したと思いきや「1給付口座との紐付け」が登場したり、混乱を極めました。
究極的には「資産管理」を行いたいのでしょう。しかし、口座にマイナンバーを紐付けることを義務化するということは容易いことではありません。
今回の状況を振り返りつつ、マイナンバーと銀行口座の紐付けは何を狙っているのか、その意図を探り、抵抗の方法を考えていきたいと思います。
プログラム
学習会① 原田報告・遠藤講演
戸籍へのマイナンバー導入は何をもたらすか
» 法務省戸籍制度研究会「最終とりまとめ」を読む(原田報告)
» 個人単位の国民管理 vs 家単位の国民管理(遠藤講演)
» 日本人が初めて経験する「個人単位」の国民管理をめぐって(参加者との質疑応答)
学習会② 井上報告
戸籍情報の連携とマイナンバー制度導入の危険性
» I 戸籍へのマイナンバー導入の経過
» II 法務省民事局における戸籍情報ネットワーク化の経緯
» III 戸籍の法・制度上の目的と戸籍情報連携システム
» IV 戸籍情報とプライバシー
» V 戸籍とは別の個人登録制度の可能性
学習会記録とレジュメ・資料のダウンロード
» 戸籍学習会①原田報告・遠藤講演・討論の記録(PDF、15Mバイト)
» 戸籍学習会①原田報告・遠藤講演のレジュメと資料(zip圧縮3.4Mバイト)
» 戸籍学習会②井上報告の記録(全)(PDF、15Mバイト)
» 戸籍学習会②レジュメ・資料(一括zip圧縮1.9Mバイト)
ビデオ
» 戸籍学習会① 原田報告・遠藤講演
» 戸籍学習会① 質疑討論
» 戸籍学習会②井上報告