マイナンバーはいらない

post at 2019.10.27 by kyoda #257
東京・中央区
東京・中央区2019.11.16(土)18時30分〜

医療情報とマイナンバー制度が一体化する社会を考えてみよう!
DNA問題研究会と共通番号いらないネット共同学習会

「DNA問題研究会」と「共通番号いらないネット」が共催して、保険証とマイナンバーカードとが一体化するとどんな社会が到来するか、それを探る勉強会です。現状の社会はどのような社会でその前提には何があるのか、お互いの分野での問題や課題などをそれぞれの会から話してもらいます。お互いの市民運動が問題とするところの理解をまず深めてゆきたいと思います。その上でこれらの二つの分野の技術が融合して、医療健康情報とマイナンバー制度とが一体となりカード社会が進んでゆくと、これから社会はどうなるのか、考えてゆきます。

●日時●2019年11月16日(土)18時30分〜
●会場●中央区立環境情報センター 研修室2 »Map
●発言・報告・講師・出演●
講師(DNA問題研究会):天笠啓祐さん・村上茂樹さん
講師(共通番号いらないネット):吉田章さん(医師)・原田富弘さん(事務局)
●主催●DNA問題研究会(D問研)ほか
●会場費・参加費・資料代など●500円
●メモ○ご注意ください●11月16日(土)JR山手線(大崎・品川・上野間)・京浜東北線(品川・田町間)で運休(初電〜16時ころ)。16時から順次運転を再開しますが、18時までは通常の7割程度の運転とのこと。地下鉄等も影響を受けるかもしれません。詳しくは »JRの「工事のお知らせ」参照。

開催趣旨

共催団体のとりくみ

 「DNA問題研究会」と「共通番号いらないネット(共通番号・カードの廃止をめざす市民連絡会)」は共にワンイシュー(固有の課題に絞った)市民運動です。

「DNA問題研究会」はこれまで「新型出生前診断」「動物性集合胚」(臓器作り)「ゲノム編集・GMO食品」「ビッグデータと医療」「代理母」などの問題に取組んできました。生命や医療、食品まで、これら問題はどこかおかしいと思っているからです。また市民はその技術や社会的問題などについて、あまり知らないままに置かれています。そして社会は市民とは無関係に進んでいると思っています。このような状況に対して、市民の立場で異を唱えて話し合ってきました。

一方、「共通番号いらないネット」は共通番号(マイナンバー)制度の廃止を求めてこれまで、リーフレットを発行して学習会や勉強会を行ってきました。「税と社会保障の一体化」を大きく超えるマイナンバー拡大法案には強く反対してきました。2019年の3法案:(1)マイナンバーカードの保険証利用を中心とする健康保険法等の改正案、(2)戸籍にマイナンバーを紐づける戸籍法改正案、(3)マイナンバーカードの交付率を上げようとするデジタルファースト法案、に対して声明を出し、野党議員にも働き掛けを行ってきました。また全国8箇所で戦われているマイナンバー違憲訴訟を支えてきております。

問題の所在

政府は上記3法案を国会で通し、健康保険証をマイナンバーカードに一体化させようとしています。そして10月の消費税増税に便乗して、マイナンバーカードを使ったポイント還元(マイナポイント)によってマイナンバーカードを普及させる方針を出しました。その上保険証と一体化するとマイナンバーカードを強制的に取得させられることになりかねません。この健康保険証との一体化は「DNA問題」と、そしてカード化社会はプライバシー問題やビッグデータ問題と、深くかかわっています。

一方、「保険証とカードとが一体化」してカード社会が到来しても、それぞれの固有の問題は解決されるわけではありません。科学技術の問題等々についてもそれを抱えたまま社会は進んでゆくでしょう。今でも社会はどんな社会なのか、その社会の問題は何なのか、我々は何を目指しているのか、お互いに話し合う機会も少ないこともあり、問題点と社会のイメージを共有することはできていません。

今後医療の高度化と情報化が進み各種データベースが大きくなると、医療情報は個々人の共通番号により既存の様々な各個人のデータや情報と紐付けされることになるでしょう。またマイナンバーカードは民間企業のために利活用されることが妨げられておりません。ところが個人のプライバシーを守る法制度はプライバシーの権利も充分に保障されていないこともあり、市民にとり不十分なままです。

共同学習会のねらい

 ところがこのような固有の分野の問題は意識してお互いに交流しない限り、問題の所在やその背景に何があるのかなどなかなか分からないままとなります。そうすると、どのような社会が到来しても、固有の問題が分からないまま、不安のみ増してゆき、これらの問題が残ったままになることは間違いありません。

今回の共同学習会では、それぞれ独自で取組んでいる個別の問題をお互いに紹介し合い、まずどんな問題をこの二つの領域でかかえているのかお互いに知ることから始めたいと思っております。その上で医療技術と医療情報システムとが進歩し、医療情報を蓄積するキーとなる「保険証」の番号と各種のデータベース(ビッグデータ)を結びつける「マイナンバー」とが一体化すると、どういう社会が訪れるのか、今回の学習会からそれらを少しでもイメージ出来たらと思っております。

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●会場地図●(地図をクリックして拡大/縮小)
●アクセス●
所在地:東京都中央区京橋三丁目1番1号 東京スクエアガーデン6階 中央区立環境情報センター研修室2
アクセス:
東京メトロ銀座線「京橋駅」3番出口直結
東京メトロ有楽町線「銀座1丁目駅」7番出口徒歩2分
都営地下鉄浅草線「宝町駅」A4番出口徒歩2分
JR山手線「東京駅」八重洲南口徒歩6分
JR山手線「有楽町駅」京橋口徒歩6分
●チラシ●
会場地図付き »ダウンロード
●主催●
DNA問題研究会(D問研)
共通番号いらないネット
●webサイト●D問研 »こちらです(工事中)
●連絡先・問合せ●
Tel.090-2669-0413(D問研・担当:神野)
Tel.080-5052-0270(共通番号いらないネット・担当:宮崎)

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