●集会開催趣旨
政府は、2023年3月末までに全住民にマイナンバーカードを保有させるために強引な普及策を進めてきました。
このために発生した紐付け間違いを中心とする事故や漏洩に対して一斉点検を行いましたが、マイナンバーカードと保険証の紐付け間違いやマイナポータルで他人の医療情報を見ることができてしまう恐ろしい情報漏洩が起こっているにもかかわらず、政府は、2024年12月には現行健康保険証を廃止し、マイナンバーカードに一体化するという閣議決定を行いました。
その上、多くの紐付け間違いの原因として本人が申告しなかったことをあげ、番号申告を義務化しようとしています。番号申告の際にはその証明としてマイナンバーカードの提示を求めるというカード強制へのプレッシャーにもなります。
私たちはこうした番号・カードの強制社会を望みません。
●このビデオは、2023年12月22日東京で開催した「マイナ保険証の強制を許さない! 集会」における、神奈川県保険医協会事務局 知念哲さんの報告を、当日のビデオから抜粋したものです。
当日のビデオの全編には、右サイドの案内からアクセスできます。
関連資料なども、ビデオ全編のページからダウンロードできます。
00:00:00 はじめに:「保険証廃止の閣議決定」がこのまま進むとは思っていない。 |
00:02:30 「医療現場を悩ますマイナ保険証トラブル」:保団連の調査で9割が「保険証の存続」を要望。 |
00:05:00 「国会閉会後も追求やまず、混乱回避に折衷案」 |
00:05:35 「折衷案の問題点」:健康保険証を残せば、「資格確認書」も「資格情報のお知らせ」も必要ない。 |
00:07:10 「政府が謳うマイナ保険証のメリットの欺瞞」:思い込みや根拠のない情報による印象操作。 |
00:09:41 「医療保険制度における健康保険証の役割」:医療保険制度に加入していることを示す証明書。 |
00:11:08 「現行の健康保険証と枚は保険証の役割(機能)の比較」:医療情報の提供・閲覧は、本来の健康保険証の役割から考えると異質。 |
00:13:02 「政府のデジタル政策におけるマイナンバーカードの役割」:マイナンバーカードを「万能」「唯一」の身分証明書に成長させる−−DXを進めるため。 |
00:13:25 「医療DX推進本部の設置(2022年10月、本部長は内閣総理大臣」 |
00:13:31 「医療DXの狙い」:医療費の給付抑制、医療情報の営利目的での利活用。 |
00:16:22 「プライバシーに配慮したデジタル化が本筋」:マイナカードと健康保険証を一体化させている国は、G'では日本だけ。 |
00:16:56 「オンライン資格確認義務不存在確認等請求訴訟」:原告数1415名の大規模な集団訴訟に。 |
00:17:16 「デジタル化への論調や風潮への問題意識」 |