マイナンバーはいらない

post at 2020.03.05 by nonumber-tom #278
東京・府中市
東京・府中市2020.3.28(土)18時〜

使われる!? 子どもの健診情報

 乳幼児健診のデータを、マイナンバー制度によって「利活用」する動きが具体化しています。就学時健診など学校に引き継ぐ検討がされ、医療健診情報の生涯管理を目指しています。
 マイナンバー制度をつくる際には、機微性の高い医療情報等の取扱いは特段の措置を定める法制を整備することになっていましたが、未整備のままです。プライバシー侵害、漏えいの危険、選別の強化など問題点を考えます。

●配布資料ダウンロード●
 本集会は会場のコロナウィルス対策のため中止となりました。
 下記リンクで、当日配布を予定していた資料などを
 ダウンロードできます。

◇当日配布予定だった資料などのダウンロード◇

» 報告概要(レジュメ) : pdf、283kバイト

» 配布資料(スライド集):カラー、フルサイズ : pdf、24Mバイト

» 配布資料(スライド集):上のモノクロ2in1版 : pdf、7Mバイト


●日時●2020年3月28日(土)18時〜
●会場●府中市市民活動センタープラッツ 第1会議室B»Map
●発言・報告・講師・出演●
報告:原田富弘さん(共通番号いらないネット)
●主催●就学時健診を考える府中市民の会ほか
●会場費・参加費・資料代など●300円

開催趣旨

●子どもの健診情報を「利活用」する動きが具体化

 子どもの健康のために受けている乳幼児健康診断(1歳半健診、3歳児健診、その他)の情報を、「利活用」しようという動きが具体化しています。

 厚生労働省は乳幼児健診の情報を就学時健診など学校に引き継ぐために、「データヘルス時代の母子保健情報の利活用に関する検討会」を、2018年4月に設置しました。就学時健診は、就学義務の猶予・免除や特別支援学校への就学指導などの措置も目的とした健診で、乳幼児健診の情報を利用することは目的外利用です。

●マイナンバー制度を使い健診情報を管理して情報連携

 「データヘルス時代の母子保健情報の利活用に関する検討会」の2018年7月の中間報告書では、現在はバラバラな様式で記録されている乳幼児健診情報の「標準的な電子的記録様式」を定めマイナンバーで管理して利活用しやすくするとともに、その中で「最低限電子化すべき情報」として、受診の有無や異常所見などをマイナンバー制度の情報提供ネットワークシステムにより本人同意なしで提供するとしています » 参照

●乳幼児健診情報を就学時健診などに引き継ぎ、さらに生涯管理へ

 この報告により2019年5月に母子保健法が改正され、市町村間で健診情報を引き継ぐシステムを2020年7月ごろから開始予定です。就学時健診などへの引き継ぎは、2019年10月に文部科学省が「データ時代における学校健康診断情報の利活用検討会」を設置し、2020年6月までに乳幼児健診情報との接続による効果的な利活用の方策などを検討することにしています。

 データヘルスとして国は、医療・健診等の情報を生涯管理して、新たな医療・ヘルスケア産業の育成や、健康づくりへの「行動変容」などに利用する計画です。乳幼児健診の情報提供やマイナンバーカードの保険証利用は、その一環です。

●プライバシーは? 漏えいの危険は? 選別が強化される?

 子どもの健診情報の利活用のモデル自治体である前橋市では、2018年4月に児童生徒ら約4万7000人の個人情報が不正アクセスで漏えいする事件が起きています。健診情報の利用の現状を学び、その問題点を考えます。

プログラム

●18時 開会
●19時 質疑応答
●20時 終了
クリックして拡大・縮小
●会場地図●(地図をクリックして拡大/縮小)
●アクセス●
所在地:東京都府中市宮町1丁目100番地 ル・シーニュ6階
京王線府中駅南口直結
●チラシ●
»ダウンロード

●メモ●新型コロナウィルスへの対応

○府中市市民活動センタープラッツは、3月1日~3月31日まで一部施設が利用を一時休止しています。

○会議室は利用可能で学習会は行う予定ですが、今後の状況によっては、中止になる可能性があります(» プラッツの「お知らせ」をチェック )。

○当日の資料等は、後日このサイトでダウンロードできるようにする予定ですので、参加については各自必要な対策をおとりいただき判断されるようお願いします。

●主催●
就学時健診を考える府中市民の会
NPOいっぽ
●連絡先・問合せ●
Tel.090-1431-1607(担当:郡司)

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