4・12
マイナンバー制度の拡大を狙う「3法案」に反対する
院内集会
入場に必要な通行証を衆議院第2議員会館ロビーにて11時45分から配布いたします。
開催趣旨
今通常国会においてはマイナンバー制度の拡大を狙う3つの重要法案がすでに上程され、審議されようとしています。
●第一は、マイナンバーカードの保険証利用を中心とする健康保険法等の改正案です。これは「医療保険オンライン資格確認の導入」として健康保険証の代わりにマイナンバーカードを使う仕組みを作るとともに、医療情報をトータルに共有しようというものです。
●第二は、戸籍にマイナンバーを紐づける戸籍法改正案です。これはマイナンバー制度の情報連携によって行政事務への戸籍情報の提供を行うことによって戸籍抄本などの証明書類の添付省略を可能にするものです。しかし、これまで区市町村で管理されていた戸籍を「戸籍情報連携システム」を構築することで法務大臣が一括管理できるようになり、戸籍の国家管理を招く問題の多い法案です。
●第三は、通知カードを廃止してマイナンバーカードの交付率を上げようとするデジタルファースト法案です。行政手続を原則としてデジタル化することを目的とすると銘打っていますが、実は低迷するマイナンバーカードを多くの市民に持たせたいという内容です。
これらの3法案はいずれも対決法案ではなく、所管する厚労委員会、法務委員会、内閣委員会では1~2回程度の審議を経て採決されると言われています。私たちはマイナンバー制度の拡大を狙う重要な法案だと捉え、安易な採決には反対しています。院内集会ではそれぞれに対する反対声明も発表し、その内容について参加者とともに考えていきたいと思います。是非ともご参加ください!
プログラム
●主催者問題提起&声明発表
●国会議員挨拶
●質疑討論
●今後の取り組みについて
●13時30分終了
学習会① 原田報告・遠藤講演
戸籍へのマイナンバー導入は何をもたらすか
» 法務省戸籍制度研究会「最終とりまとめ」を読む(原田報告)
» 個人単位の国民管理 vs 家単位の国民管理(遠藤講演)
» 日本人が初めて経験する「個人単位」の国民管理をめぐって(参加者との質疑応答)
学習会② 井上報告
戸籍情報の連携とマイナンバー制度導入の危険性
» I 戸籍へのマイナンバー導入の経過
» II 法務省民事局における戸籍情報ネットワーク化の経緯
» III 戸籍の法・制度上の目的と戸籍情報連携システム
» IV 戸籍情報とプライバシー
» V 戸籍とは別の個人登録制度の可能性
学習会記録とレジュメ・資料のダウンロード
» 戸籍学習会①原田報告・遠藤講演・討論の記録(PDF、15Mバイト)
» 戸籍学習会①原田報告・遠藤講演のレジュメと資料(zip圧縮3.4Mバイト)
» 戸籍学習会②井上報告の記録(全)(PDF、15Mバイト)
» 戸籍学習会②レジュメ・資料(一括zip圧縮1.9Mバイト)
ビデオ
» 戸籍学習会① 原田報告・遠藤講演
» 戸籍学習会① 質疑討論
» 戸籍学習会②井上報告